忘れてはならない
『震災・防災を改めて学ぶ』in 神戸

日 時:11月18日(金)
 
会場:神戸 人と防災未来センター


曇り空を気にしながら、名神高速をバスで、神戸に出発。200種75,000株のハーブや花々が咲く、日本最大規模の神戸布引ハーブ園へ。
 山麓駅からロープウェイで、およそ10分程揺られて山頂に到着。中世ヨーロッパの面影を残した風景の中、ドイツの古城をモデルにした展望レストハウスでは、ハーブを生かした料理の数々を賞味し、隣接するローズシンフォニーガーデンで憩い、ハーブグッズのショッピングをすませ、園内で空の青さ、山の緑、花の色を楽しみ、神戸の眺望を眼下にくつろいだ一時を過ごしました。
 次にもう一つの目的地、人と防災未来センターへ。阪神・淡路大震災の経験と教訓を「震災追体験」 「記憶」 「防災・減災」 そのテーマに沿った課題をフロアーごとに展示され学習へと進められました。心に印象深く残ったのは、ガイダンスルームで実際に罹災された「語り部」のご婦人の体験談でした。体験談は胸にせまるものがあり、震災直後の再現街並みをジオラマで見学し、シアターで体感した地震破壊の凄まじさと、その迫力に相まって、心に重く残るものでした。防災実務の連携のみならず、大切な事は、人と人との助け合い、咄嗟の行動、冷静な判断、生活する最小限の水と灯りの確保など、深く思い知らされました。どの説明よりもスクリーンからの臨場感は説得力があり、改めて恐怖を感じました。
 人々が安心・安全に生きるということは、如何に多様な防災用品が準備されてあっても、それだけでは及ばないことも、改めて自分自身に戒めた意義ある研修となりました。

担当:栗田


▲人と防災未来センターの前で
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