『宮崎県口蹄疫その後』
〜ミニ・ブーケ〜「番外編」

日時:10月15日(金)・16日(土)
場所:宮崎県西都市


去る10月15日〜17日に「第42回全国商工会議所女性会連合会 宮崎全国大会」へ参加してまいりました。今年4月に宮崎県では、口蹄疫により大きな被害を受け、8月末に終息宣言されたものの、 さそっく復帰とはなる筈もなく、当初はこの全国大会でさえも開催できるか危ぶまれており、ご準備をされていた関係者の方も大変だったと思います。
各商工会議所からも義援金を募るなど、応援しておりました。
この大変な被害へあわれた地に向かうにあたり、自分では心に蟠りがありました。
そんな時偶然、10月4日に「NHKドキュメント 20min 〜ブログでつづった口蹄疫〜」と言う番組をみました。その映像は、私が想像もしなかったほど、辛く悲しい映像でした。それと同時に、折角この地に行くのだから、しっかり現場をみたい、知りたい、と思いこの番組の牧場へ向かう事にしました。
大会のスケジュールの合間をぬって2時間ほどでしたが、この牧場へ行き、様々なお話を聞く事ができました。辛い日々を振り返らせる様で申し訳なかったのですが、「よく起こしくださいました」と、快く迎えてくださり、埋却地まで案内していただき、手を合わせる事ができました。
同じ動物でも、愛玩動物と家畜ではワクチンの役割が違うことや、様々な事がわかりました。
8月27日に、終息宣言がだされましたが、 10月はじめやっと子牛の競がはじまり、 私が訪問した時は、35頭の牛が牧場に帰ってきていました。
この牛たちを今から育てるわけです。 宮崎県の畜産業はこれからだとわかりました。
鶏インフルエンザの際は、発症の第一農家の方が、人からの誹謗中傷で自ら命をたたれましたが、今回の口蹄疫ではそのような不幸な出来事は起こらなかったとお聞き致しました。しかし、口蹄疫第一発症の農家の奥様は一人にはしておけないほど、病んでらっしゃるそうです。
私が訪れた牧場主の方は、「宮崎へ来ていただいてありがとうございます。 皆様からの義援金は、食の源でもある、大切な命を育てる為になります」と、
大変感謝していらっしゃいました。

「皆様の義援金が命を繋いでいます」と、
ここにご報告させていただきます。

担当:中島

牛さんがねむる埋却地
▲番組中の牛の親子達がねむる、埋却地

西都市・牧場の牛さん
▲牧場の新しい牛さん
もどる